首都のザグレブから公共のバスで南へ2時間程のプリトヴィッツェ国立公園へ行きました。
プリトヴィッツェ国立公園は16の湖と92の滝を持つ大きな大きな公園で、
1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ザグレブ(上)とプリトヴィッツェ(下)
より大きな地図で プリトヴィッツェ を表示
公共バスのチケットは日本で手配していたのですが、
バスターミナルの窓口でチェックインしないといけないと言われていたので
インフォメーションの窓口へ行ったら、ここのお姉さんがとーーっても無愛想、
冷たい、ツンケンしていてびっくりしました。
チケット見せたら、ペラペラペラペラとまくし立てるので、聞き直したら、
はぁぁ~・・・って面倒くさそうなため息と共にチケットを付き返してきて
目も合わさず、私が窓口にまだ立っていても全然違う方見てる!!!
こっちの方が、はぁぁ?と言いたくなるよ~
インフォメーション窓口でしょ?
こっちはわからないから聞いてるんじゃん?
と思ったけど、そんな強気には出られず・・・
私が他の窓口で聞いてみようかどうしようか考えながら、
そのお姉さんの窓口を離れてすぐに、
お姉さん、持ってたペンを机にコツコツコツコツと無表情で叩いて、
人差し指をクイックイッとして私を呼んでました。
そんな呼び方?
一応、私お客さんなんですけど???
っていうのは日本人的発想みたいです。
6番窓口へ行け、というので6番窓口へ行きました。
6番窓口はおばさんで、そのおばさんも愛想はなく、
12クーナ。
とだけ言い、バスのチケット代は既に払ってあるのになぜお金を取られるのかわからず、
なぜ?なに代?
と聞いたら、そのおばさん、さっきのお姉さんになにやら声かけて二人で笑ってる!!!
私、完全にバカにされてる!!!!
バカにされてもいいけど、なに代なんだかちゃんと教えてよー!!
おばさん、説明もしてくれないので私もお金を払わず、
おばさんが紙にNo405とだけ書いて渡してくれたので405番ゲートへ向かいました。
売店で水を買っていたら日本人のおばさんに出会いました。
このおばさんは70歳記念に、旦那さんを日本に置いて
ドイツから一人旅を楽しんでいるそう。すごい!
エアーも鉄道もバスもホテルも、旅行の手配は自分でされたのだとか。
ドイツからトータル3週間くらいの一人旅。
このおばさんもプリトヴィッツェへ向かうらしく、同じバスでした。
ちなみにこちらのサイトでバス調べられます。
行き先の欄に数文字入れると候補が出てきます。
バスに乗る際、荷物を預けるときは1人7クーナ。
運転手さんにお金を払いながら荷物の半券をもらうんだけど、
この国は秩序もなにもない!
みんなが寄ってたかってお金払わずに荷台に荷物入れちゃったり、
それを引きずり出す運転手さん、お金を払おうとあっちからもこっちからも手を伸ばす人。
並べばどっちにとってもラクなのに、なんで並ばせないんだろう。
って思いながらも私も負けちゃいられない、ってさっさとお金払って乗り込みました。
乗り込んで座席は早い者勝ち、
かと思って適当に空いてるところに座っていたら、
ここ僕の席だよ。
というクロアチア人?の男の子がチケットを見せてくれました。
そしたら、座席番号が書いてあるチケットを持っていたのです。
私のチケットにはそんな番号書いてない!
つまり、バスターミナルで窓口のおばさんが12クーナと言ったのは
2人分の座席指定代だったと思われます。
もうバスに乗ってしまったから空いてる席があれば座れるということなるのですが、
私はなぜか、ここで強気になりまして、バスの運転手さんにチケット見せながら、
座りたいんだけど、どこに座ればいいのー!
って詰め寄ったら(笑)、一番前の運転手さんたちの荷物を置いてた席を空けてくれました!
やったっ!
指定席料金払わずしっかり座っちゃいました。
後ろの方では通路に座り込んでる人もいたというのに・・・^^
バスに乗るまでに結構疲れました。
こういう、我先に、みたいな状況とっても苦手。はぁ。。。
そんなこんなでバス出発。
車窓からの風景は割りとのどか。
ですが、途中、戦争の爪跡もたくさんありました。
弾丸が飛んできたらしき家の壁、屋根が吹っ飛んだらしき壁だけの家、
空き地には使い捨てられた戦車の数々・・・リアル。
今はすっかり平和なクロアチアですが、
15年くらい前までは戦争中でした。
人々の心にはどんな傷跡がのこっているんだろう。
バスは一番前の席だから見晴らしよく、風景がよく見えるから良かったんだけど、
運転手さんがコワイ。
まず、ケイタイで長電話しながら、両肘をハンドルに乗せて運転。
日本じゃありえん!!
車掌さんがお客さんのチケットをチェックし、
チケット持ってない人はその場でチケットを買えるんだけど、
車掌さんと運転手さんが、運転中にお金のやり取りをしたり、
運転手さんは運転中にお金数えたりしている。
ありえんっ!!
そして、結構なスピード。
一番前でラッキーと思っていたけど、
途中からもうドキドキ・・・。こわくて。
うかうか寝てなんていられない。
それでも無事、プリトヴィッツェに着きました!ホッ
その名もホテルプリトヴィッツェ。
このホテルは公園の敷地内だから、すぐに公園へ行けちゃいます。
しかも、宿泊中はゲート出入り自由!
続く・・・