野菜ソムリエ協会と日本製粉のコラボ企画、「パスタを極める!」のつづき・・・
日本製粉のオーマイブランドの乾燥パスタを作る工場の様子をムービーで見ました。
①製粉工場から届いたデュラムセモリナ粉と水をミキサーでこねる
②できた生地をダイスという金型に押し込んで形を作る
ダイスというのはこれ↓
これを大きな円盤のようなものにたくさんはめ込んで、そこに生地を押し込むと下からニョロ~っとこの形の麺がたくさん出てくるというわけです。
このダイスは色々な形があって、S字型とかキティちゃん型とか。
③ニョロ~っと出てきたパスタを乾燥させる
乾燥にも温風を当ててまずは表面を乾燥させ、次に全体をじっくり乾燥させつつ熟成させ、冷却してさらに熟成させるという3段階に及びます。
この乾燥が重要な部分らしく、ここで風味や硬さなどが決まるそうです。
乾燥したイタリアと湿気の多い日本だとどうしてもここで差が出るようです。機械で調整しても。
④カットして包装で完成!
包装にも時代と共に変遷が・・・
一番古いパッケージが好き
工場で実際見てみたいですね。
この企画を工場でやってもらいたいくらいでした。
ちなみに、日本製粉さんの工場見学はこちらからもご覧いただけます!
次に、日本製粉とタッグを組んで企業レシピを開発している野菜ソムリエの方のお話を伺いました。
企業レシピと家庭用レシピの考え方の違いなど。
家庭用レシピ → 身近な食材、手に入りやすい食材、まねしやすいレシピ
業務用レシピ → 大量に料理することを考慮、分量が多い、オペレーションも考える
野菜ソムリエとしてレシピを考える際は、旬な野菜を使うことと、やはり普通の人が思いつかないようなちょっとひと工夫された料理方法を考えているそう。
そうだよねぇ。
普通の人は、野菜ソムリエだから何かすごいことをやってくれるんじゃないか?なんて期待しますもんね。
>私 がんばろ・・・
そんな野菜ソムリエの方が「小松菜とホタテのクリームスープパスタ」を実演。
①麺をゆでる(3分)
このお鍋、日本製粉さんがパスタのために考案したそうです。
麺が横にして入るので均一に茹でられるようになっているのと、フタの淵に小さな穴が開いているの見えます?
お鍋にフタをしてザーッとお湯をこぼすことができるようになっているのです。
興味がある方はこちらで買えます。ちょっとお高め。
②小松菜を切る
茎は小口切りにして塩もみ、葉は3cm幅にザクザクッと。
③煮込む
3分茹でた麺のお湯を一旦捨てて、水とお酒をふったホタテ缶を汁ごと加えて火にかける。
そして牛乳も加えてブクブク言ってきたら、クリームソースのルゥを加える。
④具を加える
ルゥが溶けたら小松菜の葉を加えて1分ほど煮る。
ちなみに、麺の袋に書いてある茹で時間は、ここまでの火にかける時間トータルの時間です。
なので、最初に茹でる時間は逆算が必要です。
⑤盛り付ける
粗挽き黒胡椒を加えて味を整え、お皿に盛り付ける。
最後に、塩もみした小松菜の茎部分を散らす。
⑥食す
牛乳多めなので生クリームみたいに重たくないし、でもルゥが入ってるから味もしっかり。
それにしても小松菜をクリームパスタに入れるのはしたことなかったなぁ。
ほうれん草と同じ感覚かな。
ちなみに、このクリームソースのルゥも日本製粉さんの開発。
パスタをもっと食べてほしいという願いを込めて。
固形だと保存も利くし便利そうです。
試食後、グループごとに日本製粉の方も含めてディスカッション。
野菜+パスタをお客さんにどうやってアピールするか。
そのためには、
売り場の陳列をどのように工夫するか。
繰り返し購入してもらうには?
どのような商品があればいいか。
野菜ソムリエとしての意見を出し合うというもの。
15分くらいの短い時間で、各グループ色々なアイデアが出ました。
でも、野菜ソムリエの視点で、というのはなかなか難しい。
どうしても消費者目線。
まぁ、消費者目線があってこそ、なのですがその先、野菜ソムリエとしての意見というと・・・
う~む。
まだまだだな。
果たして、日本製粉さんの参考になるようなアイデアはあったのかな。
最後にこ~んなにいっぱい、お土産もらいましたー!!
新商品がいっぱいです。(もちろん、鍋はもらえません。。。)
”商品”について色々考えるいい機会になりました。
お店で売ってるのを見ても、こうしたらいいのに、とか、
なるほど!こうしたらいいんだ!など、
これからはもっとひとつひとつよく見てみようと思いました。
あと、野菜ソムリエ協会では他にも色々企画があるので、また色々参加してみようと思っています。
気になる方はこちら。
一般の方も参加できるものもあるみたいです。
(なんか、回し者みたい・・・)
書いてたらパスタが食べたくなってきた。
明日はパスタにしようかなー。
こないだ、クロアチアで買ってきた黒トリュフアロマ入りオリーブオイルを活かしたものが作りたいな。